院長のつぶやき

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五十肩
2021/11/29
五十肩は40歳以後に多い疾患で、加齢や過労による、原因がはっきりとしない肩周囲の痛みと可動域減少をきたします。痛みは突如現れるものや徐々に痛みが増してくるものがあります。良く車の後部座席のものを取るときやシトーベルトを着用しようとしたときに痛みが出現すると聞きます。

五十肩の病期は炎症期、拘縮期、解氷期の3期におおむね分類されます。

炎症期は痛みが最も強い時期で、肩の前後に痛みを感じ、上腕に放散痛を感じることもあります。また肩関節を動かすと激痛に襲われるため、服の脱着など障害をきたします。
炎症期では無理に肩を動かさず、安静が大事です。また冷やすことも痛みを助長するため、サポーターやホットパックなどで温めると良いでしょう。

拘縮期では肩関節の運動が強く制限され可動域が減少します。特に髪の毛を洗う動作や女性では下着を付ける動作で痛みが強く出現し、夜間時痛も強く目が覚めることが多々あります。
ホットパックや赤外線治療を行い、痛みの出ない範囲でストレッチを行い、コッドマン体操を行いましょう。

解氷期ではある程度、肩関節の可動域が拡大してきます。日常生活もだいぶ楽になってくるでしょう。
引き続きストレッチを行い、ペットボトルやチューブ(負荷は軽め)トレーニングを行っていきます。

炎症期は2~12週程度、拘縮期は長ければ1年に及びますので、患者さんは施術をうけてもなかなか良くならないと思うので、セラピストとしては、しっかりと説明をしたうえで施術を行うことが必要です。

肩こりや腰痛でお悩みの方は、明石大久保のありよし整骨院までお越しください。
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