院長のつぶやき

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投手に多い肘の内側側副靭帯損傷(MCL損傷)について
2025/10/22
こんにちは、ありよし整骨院です。
今回は、野球の投手に特に多い「肘の内側側副靭帯損傷(MCL損傷)」についてお話しします。

肘の内側側副靭帯は、投球動作の中でボールをリリースする瞬間に強い外反ストレス(肘が外に開く力)を受け続ける部位であり、投手にとって最も酷使される靭帯のひとつです。投げすぎやフォームの崩れ、肩や股関節の可動域制限などにより、肘だけに負担が集中してしまうと、靭帯が徐々に引き伸ばされ、やがて損傷へとつながります。

初期の段階では「肘の内側が張る」「投げるときだけ痛い」といった違和感程度ですが、症状が進行するとリリース時の瞬間的な痛みやボールの伸びの低下、コントロールの乱れなどが起こります。さらに進行すると、靭帯が部分断裂や完全断裂を起こし、いわゆる“トミー・ジョン手術”が必要になるケースもあります。

ありよし整骨院では、まず痛みの原因を単に肘だけでなく、肩・肩甲骨・股関節・体幹の連動性の観点から評価します。炎症期には無理な投球を避け、超音波治療や電気療法で炎症を抑え、安静を保ちながら可動域を維持します。痛みが落ち着いた段階では、フォームに影響を与える肩甲骨の動きや股関節の柔軟性を高めるリハビリを行い、投球動作全体のバランスを整えていきます。

再発を防ぐためには、単なる肘の治療ではなく、「なぜそこに負担が集中したのか」を明確にすることが大切です。当院では投手一人ひとりのフォームや投球数、ポジション、体の使い方を確認しながら、段階的に投球復帰までサポートしていきます。

「肘の内側に違和感がある」「投げるときに力が抜ける」「フォロースルーで痛みが残る」などの症状を感じたときは、早めのケアが何よりも重要です。軽い痛みのうちに適切な施術と動作改善を行うことで、手術に至るリスクを大幅に減らすことができます。

ありよし整骨院では、投手専門のリハビリ・トレーニングを通して、再発予防とパフォーマンス向上を同時にサポートしています。明石市で肘の痛みに悩む投手の方は、ぜひ一度ご相談ください。
投手に多い肘の内側側副靭帯損傷(MCL損傷)について
投手に多い肘の内側側副靭帯損傷(MCL損傷)について
【肩のインピンジメント症候群】原因・症状・改善法を徹底解説|ありよし整骨院
2025/10/11
肩を上げたときに「ズキッ」と痛む…
夜寝返りをうつと肩がうずく…
このような症状がある方は、「インピンジメント症候群(肩の挟み込み)」かもしれません。

明石市の【ありよし整骨院】でも、野球やテニスなどスポーツをしている方や、デスクワークで肩こりが強い方に多く見られる症状です。

■ インピンジメント症候群とは?

「インピンジメント(impingement)」とは「衝突」「挟み込み」という意味。
肩の関節(肩峰と上腕骨の間)で、腱や筋肉がこすれて炎症を起こす状態を指します。

特に関係するのが、

棘上筋腱(きょくじょうきんけん)

肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)

これらが繰り返し擦れることで炎症が起こり、痛みや可動域制限が出てきます。

■ 主な原因
スポーツによるオーバーユース(使いすぎ)

野球・テニス・バレーボールなど、腕を繰り返し上げる動作をするスポーツで起こりやすいです。
特に、投球フォームの乱れや肩甲骨の動きの悪さが引き金になることも。

猫背や姿勢の崩れ

スマホやパソコン作業で猫背になると、肩甲骨が前に傾き、肩を上げた時に組織が挟まれやすくなります。

加齢による筋肉・腱の硬化

40代以降では、腱の柔軟性が低下し、炎症や引っかかりが起きやすくなります。

■ よくある症状

腕を上げるときや下ろすときに痛みが出る

夜、寝返りをすると肩が痛くて目が覚める

肩の動きが「引っかかる」「コリコリ音がする」

ボールを投げると痛みが走る

痛みを我慢して使い続けると、腱板損傷・断裂へと悪化することもあります。

■ ありよし整骨院での施術
① 原因をしっかり評価

肩だけでなく、肩甲骨・背骨・股関節など全身の動きをチェック。
姿勢やフォームの癖を見極め、根本原因を明らかにします。

② 痛みを抑える施術

炎症が強い時期は、手技療法・電気治療・水素吸入などで痛みを軽減。
肩の動きを取り戻すために無理のないアプローチを行います。

③ 再発防止リハビリ

肩甲骨の安定性トレーニング

ローテーターカフ(肩のインナーマッスル)強化

姿勢改善・体幹トレーニング

院長は大学野球部や社会人野球チームのトレーナー経験があり、
スポーツ選手にも対応できるリハビリを提供しています。

■ 自宅でできる簡単セルフケア

タオルストレッチ
 背中で上下にタオルを持ち、ゆっくりと肩を動かす。
 痛みの出ない範囲で「じんわり伸ばす」のがポイントです。

肩甲骨まわし
 肘を大きく回すように肩をぐるぐる動かす。
 血流が良くなり、挟み込みの予防につながります。

胸を開くストレッチ
 壁に手をついて胸を開くことで、巻き肩や猫背の改善に効果的です。

■ まとめ

肩のインピンジメント症候群は、「肩だけの問題」ではなく、姿勢や動作のバランスの乱れが関係しています。
早めのケアで痛みの悪化を防ぎ、再発しにくい肩を作ることが大切です。

明石市で「肩の痛み」「投球障害」「インピンジメント症候群」でお悩みの方は、
ぜひ明石市にある【ありよし整骨院】にご相談ください。 ありよし整骨院 では肩こり・腰痛・スポーツ障害・産後骨盤矯正に対応

酸素カプセル・水素吸入・楽トレ完備

野球トレーナー経験豊富な院長が一人ひとりに合わせて施術

📞 ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ
【肩のインピンジメント症候群】原因・症状・改善法を徹底解説|ありよし整骨院
【肩のインピンジメント症候群】原因・症状・改善法を徹底解説|ありよし整骨院
三木市別所町民ソフトボール大会に参加してきました!
2025/09/29
先日、三木市別所町民ソフトボール大会に参加してきました。
前職でもお世話になった 長田運輸産業さん にお誘いいただき、7チームの企業が出場する熱い大会⚾️
久しぶりに元同僚や先輩、専務の方とも再会でき、とても有意義な時間を過ごせました。

結果は 準優勝!
個人的にもヒットを1本打つことができ、プレーの面でも楽しめました。

大会中に多くのケガが発生

今回の大会では、プレー中にいくつかのケガが発生しました。

・振ったバットが直撃し、肘に裂傷と骨折の疑い
・アキレス腱の部分断裂
・ファールフライを追った際の腰痛発症

現場では、応急処置と病院受診のアドバイスまで対応させていただきました。
特に、肘を負傷された方は「2針縫合+肘頭骨折」と診断されましたが、
その後ご本人から「素早い対応で助かりました」と感謝の言葉をいただきました。

野球で多い「野球肩」「野球肘」とは?


ソフトボールや野球の現場では、今回のような突発的な外傷だけでなく、
繰り返しの投球動作によって起こる 野球肩 や 野球肘 も非常に多く見られます。

野球肩:肩の回旋筋腱板(ローテーターカフ)や関節唇に炎症・損傷が起こるケガ

野球肘:肘の内側の靭帯や成長期の骨端部に炎症や損傷が起こるケガ

これらは「投げすぎ」「投球フォームの崩れ」「肩・股関節の柔軟性不足」などが原因になることが多いです。

予防とケアの大切さ

大会や練習の現場で感じたのは、
ケガの発生はいつでも誰にでも起こり得るということです。

特に野球肩・野球肘は、適切なフォーム指導や柔軟性トレーニング、
そして早めのケアによって防ぐことが可能です。

当院では、

投球動作のチェック

肩・肘の可動域検査

野球肩・野球肘のリハビリや予防エクササイズ
なども行っています。

「肩や肘に違和感がある」「練習後に痛みが残る」
そんなときは放置せず、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

今回のソフトボール大会では、準優勝という結果とともに、
応急処置を通じて地域の方々のお役に立てたことが大きな収穫でした。

来年もまたお誘いいただければ、ぜひ参加したいと思います!
三木市の企業の皆さま、そして長田運輸産業さん、本当にありがとうございました。  

三木市 ソフトボール大会 / 野球肩 / 野球肘 / スポーツ外傷 / 応急処置 / 整骨院 / トレーナー活動
三木市別所町民ソフトボール大会に参加してきました!
三木市別所町民ソフトボール大会に参加してきました!
最後の夏にかける想い
2025/07/22
先日、淡路島から通ってくださっていた高校球児の患者さんの最後の夏の大会を観戦してきました。

彼は、肩と膝のケガに苦しみながらも、懸命にリハビリに取り組み、最後の試合に出場することができました。整骨院では、限られた時間の中で身体の状態を少しでもベストに近づけるように、施術とトレーニングを重ねてきました。

ケガをしても、あきらめることなく「最後の夏は、どんな形でもグラウンドに立ちたい」という強い気持ちを持ち続けていた姿は、本当に印象的でした。グラウンドに立った彼の姿は、これまでの努力の結晶であり、たとえ結果がどうであれ、その瞬間は一生忘れられないものになったと思います。

高校野球は、技術や体力だけでなく、「気持ち」がとても大切だと改めて感じさせられました。ケガを乗り越えて試合に出たこと自体が、何よりの成長であり、これからの人生にもきっとつながる経験になるはずです。

今後の彼の新たなステージでも、その強さを発揮してくれることを願っています。応援しています!
最後の夏にかける想い
最後の夏にかける想い
兵庫県高校野球大会開幕
2025/07/05
兵庫県高校野球大会開幕!球児たちの夏を全力で応援します!
いよいよ、球児たちの熱い夏が始まりますね!兵庫県高校野球大会の開幕、心よりお祝い申し上げます。

当整骨院にも、日頃から多くの高校球児の皆さんが来院してくれています。練習や試合で疲れた体をケアし、時にはケガと向き合いながらも、目標に向かってひたむきに努力する姿をいつも間近で見てきました。

彼らの体は、まさに努力の証です。泥だらけのユニフォーム、日焼けした顔、そしてたくましくなった体つき。その一つ一つが、どれだけ練習に打ち込んできたかを物語っています。

大会という大舞台で、これまでの練習の成果を存分に発揮できるよう、私たちも全力でサポートさせていただいています。体のケアはもちろんのこと、精神的な面でも彼らが最高のパフォーマンスを出せるよう、常に心を込めて施術にあたっています。

★暑さに負けず、最高の夏を!
高校野球は、時に厳しいスポーツでもあります。残念ながら、ケガをしてしまい、悔しい思いをしている球児もいるかもしれません。しかし、どうか諦めないでください。適切なケアとリハビリテーションで、必ずまたグラウンドに戻ることができます。私たちも、皆さんの復帰を全力でサポートします。

★忘れられない夏にしよう!
今年の夏も、たくさんの感動とドラマが生まれることでしょう。勝利を目指して白球を追いかける姿、仲間と助け合い、支え合う姿は、私たちに大きな勇気を与えてくれます。

★全ての高校球児へエールを!
当整骨院は、全ての高校球児の皆さんを応援しています。

「あの時、もっとやっておけばよかった…」

そんな後悔がないよう、一球一球、一瞬一瞬を大切に、悔いのないように全力でプレーしてください。

スタンドで応援する保護者の方々、チームを支えるマネージャーさん、そして指導者の先生方。皆さんの熱い思いも乗せて、最高の夏にしてください!

がんばれ!高校球児!

最後に
もし、大会中に体の不調を感じたり、不安なことがあれば、いつでも当整骨院にご相談ください。皆さんの「最高の夏」を支えるために、私たちも全力を尽くします。
兵庫県高校野球大会開幕
兵庫県高校野球大会開幕