院長のつぶやき

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こどもの骨折の特徴
2022/07/10
ありよし整骨院は最近骨折の患者さんが増えてきました。
小学生から高齢者まで幅広い年齢で、特にスポーツを行っている子が多いです。

こどもの骨折は完全に折れる、いわゆる完全骨折は珍しく、骨の連続性が保たれている不全骨折という骨折が特徴的です。こどもの骨は成人の骨と比べ水分を多く含んでおり、無機質の含有量が低いため不全骨折になると言われています。

成人と比べ子供はリモデリング(骨代謝)がよく、骨折による変形があっても自然矯正されることが多いですね。ただ、回旋変形といって骨が捻じれるような変形ではほとんど矯正されることはないので注意が必要です。

こどもの靭帯は骨より丈夫で、成人では捻挫ですんでもこどもでは骨折をすることもあります。

~こどもに多い骨折部位~
・上腕骨顆上骨折
転倒した時に肘関節を伸展・屈曲で手をついたときに発生しやすい。
後遺症としてフォルクマン拘縮や内反肘に注意が必要です。

・鎖骨骨折
転倒したときに肩をついたり手をついたときにその衝撃で骨折を起こします。
こどもは不全骨折になりやすく予後は良好です。

・上腕骨外顆骨折
転倒した時に手をつき肘の外側の骨折を起こします。

他にもこどもに多い骨折はあります。

明石大久保のありよし整骨院では骨折の後療にも力を入れています。もし骨折後、痛みが軽減しない、上手に関節運動がでいないなどといった症状でお困りの方は一度ご相談ください。
こどもの骨折の特徴
こどもの骨折の特徴